GYシリーズ.のご紹介｜磁歪式リニア変位センサーのサンテスト株式会

磁歪式リニアセンサ

GYシリーズ
GYシリーズ.

磁歪式変位センサ「GYシリーズ」は、Wiedemann効果による磁歪現象を応用した工業用変位センサです。
センサプローブに沿って無接触で移動するマグネットによって磁歪線の上に「ねじり歪み」を発生させ、
その歪みの伝播速度を測定することによって位置を検出できるアブソリュート方式の高精度変位センサです。

【動作原理】

上図は基本的な動作原理を示します。磁歪線上に矢印Aのような電流パルスを与えると
磁歪線軸方向全域に円周方向の磁場が生じます。マグネットを図のように配置すると、
その部分にのみ軸方向磁場が与えられ、円周方向磁場との合成によって点線で示す
斜めの磁場が生じ、この部分のみ「ねじり歪み」が発生します。
この現状をWiedemann効果と言います。
このねじりは一種の機械振動ですから、金属である磁歪線上を超音波で伝播することになります。
磁歪変位センサでは、この超音波の伝播時間を計測し、マグネットの絶対位置をアナログまたは
デジタル出力に変換します。

【ロッド形状】
　＜オールインワンシリーズ＞　コントローラ一体型
　・GYMRA：薄型ヘッドのアナログ出力、アナログ出力、センサエレメント交換可能
　・GYMRS：SSI出力形式で、24〜27bit分の位置データを最小分解能１μmで出力します。
　・GYMF-S：薄型ヘッドのSSI出力形式で、24〜27bit分の位置データを最小分解能１μmで出力します。
　・GYMA：コンパクトヘッド、GYMSと同形状、電流出力のみ
　・GYSE-A：高精度アナログ出力、2ch出力（2点間距離、2点各々）、速度出力も可能
　・GYSE-Q：A/B相パルス出力型、分解能：1μm
　・GYSE-S：SSI出力型、分解能：1μm
　・GYSE-P：ProfibusDP出力型、分解能：1μm、最大32個のマグネット検出可能
　・GYSE-EP2：EtherNet/IP出力型、分解能：1μm、最大20個のマグネット検出可能
　・GYcAT：標準型のアナログ出力タイプ、警報出力あり
　・GYcAT4：GYLS/GYLTの後継機、1ch出力、警報出力なし
　・GYAF1：薄型ヘッド（フランジ形状）のアナログ出力タイプ
　・GYPD：アナログ出力のシリンダ内蔵用小型センサ
　・GYPS：シリンダ内蔵用コンパクトタイプ。長ストローク（2400mm）対応。

　＜コントローラ別置きコンパクト＞　下記のコントローラと組合わせて使用
　・GYMS：標準型、コンパクトヘッド
　・GYGS：薄型ヘッド
　・GYPM：コンパクトヘッド、根元デッドゾーンが短い
　・GYPE2K：ロッド径Φ4、短ストローク
　・GYPMR：センサヘッドをコンパクトに設計。油圧シリンダーに内蔵してお使い頂けます。

　＜コントローラ別置きハイパフォーマンス＞　下記のコントローラと組合わせて使用
　・GYMR6：高精度の薄型ヘッド型、センサエレメント脱着可能
　・GYSE-R：高精度型、センサエレメント脱着可能、水没オプション不可
　・GYcRS：標準型、水没オプション可能
　・GYcRP：多種のオプション対応可能（高温ロッド、耐衝撃、水没など）
　・GYMR5：高精度の薄型ヘッド型、新規案件の場合は「GYMR6」をご検討下さい。
　・GYFRS：フランジ取付形状タイプ。SRTオプションを標準搭載しています。
　・GYHTR：周囲温度120℃可能の高温型
　・GYHR：周囲温度100℃可能の高温型

【リニアプロファイル形状】
　＜オールインワンタイプ＞　コントローラ一体型
　・GYMRA-PF：薄型ヘッドアナログ出力型
　・GYSE-A-PF：高精度アナログ出力型、2ch出力、速度出力も可能
　・GYSE-Q-PF：A/B相パルス出力型
　・GYSE-S-PF：SSI出力型
　・GYSE-P-PF：ProfibusDP出力型
　・GYSE-EP2-PF：EtherNet/IP出力型
　・GYKS2：アナログ出力型

　＜コントローラ別置き型＞
　・GYMR6-PF：薄型ヘッド高精度コントローラ別置き型
　・GYSE-R-PF：高精度コントローラ別置き型
　・GYKM-RS：GYcRSプローブのセンサが搭載
　・GYKMR：GYKM-RSと同じ性能かつGYKS2と同じコンパクト形状

【耐圧（70MPa）ロッド】
　SUSロッドのパイプ厚みや取付面などを工夫して、耐圧70MPaを実現
　・GYRHP-MRA：アナログ出力一体型　
　・GYRHP-MR6：コントローラ別置き型

【フレキシブルロッド】
　通常のロッドタイプ（SUS）ではないため、ロッド部を曲げることが可能です。
　・GYSE-A-FX6：フレキシブルロッド

【防爆タイプ】
　＜コントローラ一体型＞
　・EX-GYdT-A：小型ヘッドの耐圧防爆構造型、ExdⅡCT6、アナログ出力タイプ、直出しケーブルタイプ
　・EX-GYdS-A：耐圧防爆構造型、ExdⅡCT6、アナログ出力タイプ、ケーブルはセンサヘッドの端子台に接続

　＜コントローラ別置き型＞
　・EX-GYdT-R：小型ヘッドの耐圧防爆構造型、ExdⅡCT6、コントローラ別置きタイプ、直出しケーブルタイプ
　・EX-GYdS-R：耐圧防爆構造型、ExdⅡCT6、コントローラ別置きタイプ
　　　　　　　　　　　ケーブルはセンサヘッドの端子台に接続
　・IGY4：本質安全防爆構造型、ExiaⅡCT4とExiaⅡAT4の2種類からお選び頂けます。
　・IGY3：本質安全防爆構造型、ExibⅡCT4、オプションで高温ロッド100℃が対応可能です。

【コントローラ】
　・GYHC：高精度/高機能アナログ出力コントローラ。
　　　2ch出力、速度出力、2点間距離の1ch出力、2点各々の位置データの2ch出力、高速サンプリング、
　　　オートキャリブレーション
　・GYFC2/3：アナログ出力コントローラ
　・GYDC-S1：デジタル出力コントローラ（標準）
　　　パラレル出力（バイナリ/グレイ）、オートキャリブレーション、オプション機能なし
　・GYDC-05：高機能デジタル出力コントローラ
　　　パラレル出力（バイナリ/グレイ）、オプションでSSI出力やA/B相パルス出力が追加可能、
　　　高速サンプリング、オートキャリブレーション、GYHCアナログコントローラと同等の出力が
　　　同時に出力される。
　・DC-Q-G：三菱電機㈱殿製シーケンサMELSEC-QにビルトインできるGYセンサ用変換ユニット
　・IRDS-GY：IRDM（マスタ）と組合わせて、GYセンサの出力をCC-Link, CC-Link/IEフィールド,
　　　EtherNet/IP, EtherCAT, PROFIBUSに変換することが可能。